クサノオウ (草の黄、ケシ科)--- Chelidonium majus L. var. asiaticum (Hara) Ohwi ---

クサノオウ(草の黄、ケシ科)
 濃い山吹色が藪の中でとても目立っていました。鎮痛・利尿などの幅広い薬効を持つ薬草なので「草の王」と呼ばれているという説があります。一方で強い毒草であり、誤食すると胃が侵されて、場合によっては死に至るケースもあるそうです。菜の花ではありませんので、間違っても食べないようにして下さい。
撮影 : 山梨県南都留郡 2004年4月30日

ケシ科 クサノオウ属
分類体系 APG 属性(生活型) 一年草、蟻散布植物
標準和名 クサノオウ 漢字表記 草の黄、草の王、瘡の王
学名/栽培品種名 Chelidonium majus L. var. asiaticum (Hara) Ohwi RDB
花期 夏:5~7月 結実期 夏:5~11月
原産地 (変種)日本 備考
国内分布 国内ではほぼ全国に分布する。基本種はアジア全域に広く分布する。
自生環境 自生環境は幅広く、里山から山地まで見られる。
補 足 葉や茎を傷つけると有毒成分を含む黄色いドロッとした液が垂れる。皮膚に触れると炎症を起すので注意が必要。種子にエライオソームがあり、蟻が運ぶ。

クサノオウ(草の黄、ケシ科) クサノオウ(草の黄、ケシ科)
長野県安曇野市 2013年5月8日

クサノオウ(草の黄、ケシ科) クサノオウ(草の黄、ケシ科)
千葉県八千代市 1999年4月17日

クサノオウ(草の黄、ケシ科)
埼玉県横瀬町 1998年5月1日 *初期型デジカメで撮影
前世紀の古いデジタルカメラで撮影した画像は、解像度だけでなく、色合いも微妙です。まぁ、これはこれで古い時代の記録とでもご理解下さい。

クサノオウ(草の黄、ケシ科)
クサノオウ(草の黄、ケシ科) クサノオウ(草の黄、ケシ科)
かなり早い時期に咲き出しました。石垣は日当たりが良いのでしょうが、都会は暖かいのかも知れません。
東京都千代田区 2018年3月30日

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 (1999/11/05) Latest Update 2022/12/19 [330KB]


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